アロエの育て方やその効能、特徴について

アロエは昔から人々にいろいろな用途に使われており、今ではアロエヨーグルトやアロエクリーム、アロエジュース、アロエ軟膏など多種多様に使われてきております。昔は虫刺されなどにアロエを塗ると炎症やかゆみが治る万能薬として使われてきたようです。クレオパトラに至っては、アロエを絞った溶液を体などに塗り美容液としてその美貌を保っていたと言われております。アロエは綺麗な花を咲かせることからも観賞用にも人気の高い植物となっています。
アロエの基本データ
アロエは、ツルボラン亜科アロエ属の植物の総称です。1年を通して生き続ける多年草であり、300種類以上の種類が知られている多肉植物の一種類です。生息場所は比較的温暖な南アフリカからアラビア半島まで広く分布する。その名前の由来は、古代アラビア語のalloehという苦いという意味の言葉からつけられたようです。その由来はアロエの葉が苦いことから由来しているようです。
日本には、鎌倉時代に伝来し現在ではキダチアロエが野生化するまで広く伝わりました。
日本に多く存在するキダチアロエは、観賞用および食用として利用されています。家庭にあるもので一般的にイメージするアロエはキダチアロエです。南アフリカ原産種で日本では太平洋側に自生します。キダチアロエは木のようになる性質を持っている。成長するにつれ枝は多数に分かれていき高さは1m以上にもなる。葉の外皮は苦みが強いものの葉の中身であるゼリー状の部分はアロエベラと同様に苦みはない。また、ワシントン条約によって輸出入が禁止されている。
アロエの薬用・美容効果はどれほどなのか?
アロエは、俗に「医者いらず」とも呼ばれるほど薬効がある植物として知られている。胃の健康や便秘薬になるともいわれている。その他にも水虫、やけどにも効くと言われており妊婦への服用は禁忌と言われる。
アロエは漢方薬としても活用されてきており、その効能としてやけど、切り傷、打ち身、あざ、捻挫、水虫、湿疹、おでき、魚の目、あかぎれ、しもやけ、あせも、床ずれ、虫刺され、痔、肌荒れ、便秘、胃腸病、風邪、癌、二日酔い、頭痛、肩こり、糖尿病とかなりの数の病気に効果があると言われております。実際のところどれほど効果があるのかはわからないともされてきましたが、医薬的にも薬学的にも効果があると言われているようなので体にいい食べ物ということは間違いないのでしょうね。
薬用として使用する場合にすりおろしにしたり、葉汁をそのまま使い水で煮だしたりして使用します。また、アロインと呼ばれる成分により美容にも効果があるとされ美白作用の効果も間違いないようです。クレオパトラの時代から使われてきているのでかなり効果があるのでしょうね。また、かなりの病気に効くことからもわかるように殺菌作用もあり、消炎や保湿に優れています。
アロエの育て方
アロエは育てていくと食用にも鑑賞用にもなり、綺麗な赤い花を咲かせてくれます。開花時期は12~2月の間であり、花の色は赤、オレンジ、黄色などもあります。寒さにはそれほど強くなく暑さには強いのも特徴の一つです。

大きくなるのは、4~10月の暖かい時期で日当たりのよい風の通る場所で育ててください。使用する土はサボテン用の土などで大丈夫です。暑さには強いため夏場でもガンガン生育していきます。しかし、寒さには強くなく10度を下回ると生育があまりしなくなるので冬場などは家の中などに避難させてください。また、霜や雪に直接あたると元気がなくなってしまいますので注意が必要です。
水やりは、土の表面が乾いたらがっつり与えてください。冬場の低温期は休眠するので断水しても問題ありません。
病害としてアロエの蕾や花などにアブラムシやカイガラムシなどの小さな虫がついてしまいますので対処する必要性があります。増え方も種や挿し木、株分けといろいろな方法で増えます。比較的丈夫な植物です。